ISO9001は、「品質マネジメントシステム」の国際規格です。「品質マネジメントシステム」って何でしょう?難しい解説は横において簡単に考えてみましょう。

早い話が、「仕事を進めるためのシステム化された仕組み」と言って良いでしょう。何だかこれでも難しそうです。

ISO9001をもっと単純にいうと、「現代における企業経営は、こうやった方が良いよ」を規格にしたものと言ってよいでしょう。

この規格が求めていることは、こんなことです。

 1) お客様に間違った製品やサービスを提供しないようにしよう。
 2) お客様からクレームを言われることのないようにしよう。
 3) 万一クレームが発生したら、再発しないように改善しよう。
 4) 内部監査をやって問題点があれば改善しよう。
 5) この活動を通じて顧客満足を高めて企業を発展させよう。

なぜ、こういったことが必要でしょうか?

戦後の日本は、作れば売れる時代でした。商品を揃えさえすれば売れる時代でした。商品を作ったり、商品を揃えるだけでも、ものは売れたのです。消費者は貧しく、欲しいものが沢山ありました。だから消費者は、どんなものでも良いから、一通り揃えたかったのです。ものは使えさえすればよかった時代です。

しかし、現代はどうでしょう。消費者は、自分が気に入ったものしか買わなくなりました。消費者が本当に欲しいと思った物しか売れない時代です。

だからお客様がいま何を望んでいらっしゃるのか的確に捉えて、お客様が欲しいと思っているものを作ったり、品揃えする必要があるのです。

このISO9001は、お客様が欲しいもののことを「顧客要求事項」と言っています。「顧客要求事項」に合った製品やサービスを提供することを求めています。そして、お客様が製品やサービスの提供を受けてどのように感じていらっしゃるか把握することを求めています。

まさしく、現代の経営には、なくてはならない活動なのです。お客様の満足がなければ、現代の企業は成長も発展もないと思うのですが、いかがでしょうか?

ISO9001を導入することによって、まず自分達の仕事のあり方を見直す絶好の機会となるでしょう。どのようにすればお客様の満足が得られるようになるか、それを学ぶことになります。

ISO9001という国際規格を活用して、会社内の仕組みづくりを行い運用すれば、御社も確固たる組織になられると思います。

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